カード発行における与信の重要性について

与信は証券用語の一種で、取引相手に金銭的な意味での信用を与えることを意味しています。この人にお金を貸しても必ず返ってくると認識してもらうことであり、信用取引や銀行による貸出、あるいは一般的に広く行われている売掛やツケも与信と見なすことが可能です。カード会社においてはクレジットカード発行に関し、申込者が必ず返済してくれるかを確認する意味で用いられます。申込者が利用した金額を必ず返済するかを審査し、その結果でカード発行の可否が決まります。

与信に関する審査は過去の借入や公共料金の支払いが重視されるのが実状です。借入の件数が多い、返済の遅延があるなどマイナスの要素があるとカード発行は難しいと言えるでしょう。また、公共料金の支払いについても同様であり、しっかり払うのが当たり前と見なされる支払いが遅れてしまう人は返済も滞りやすいと見なされても仕方がありません。カード発行をスムーズに行うには適切な金銭管理が非常に重要と言えます。

かつては正社員として働いていることがカード発行におけるもっとも重要な与信のポイントとされていましたが、現在では雇用形態を問わず、安定した収入があることが重視されています。また、配偶者の収入が安定していれば金銭を得ていない専業主婦でもカード発行は可能ですが、これは家族単位での与信が審査の対象になっているためです。本人ではなく、家族をひとつの単位と見なすことで返済の遅延を避ける効果があります。

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